ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』3月5日(第48回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』3月5日(第48回)の放送内容

2022年02月26日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、3月5日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、西日本電信電話株式会社岡山支店長の西川智洋様です。

3月5日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①ピンク・フロイド「One Of These Days」
1971年発表の「おせっかい」というアルバムに収録されている曲です。
前におかけした「原子心母」と「狂気」の間のアルバムです。
One Of These Daysという題ですが、「吹けよ風、呼べよ嵐」というよく分からない邦題になっています。しかし、この邦題は曲の感じにぴったりはまります。
初めの風の音の効果音が上手いです。
その後に、ベースの音が鳴り響くという展開はなかなかインパクトがあります。
途中で「One of these days, I’m going to cut you into little pieces(いつの日かお前を細切れにしてやる)」というどすの効いた声が入りますが、これはドラムのニック・メイスンの声です。
アブドラ・ザ・ブッチャーの入場テーマ曲にも使われました。
個人的には、この曲を聴くとブッチャーを思い出します。
プロレスがゴールデンタイムに放送されていた時代が懐かしいです。
平和な良き時代でした。

②ポーキュパイン・トリーズ「Lazarus」
2005年発表の「Deadwing」という2枚組のアルバムからメロディアスな一曲をおかけします。
この番組では、このアルバムから前に「Arriving Somewhere But Not Here」をおかけしました。
スティーブン・ウィルソンを中心とするイギリスのプログレバンドです。
この曲は透明感のあるきれいな旋律の曲です。しかし、歌詞は少し無気味です。
流れるようなピアノが素晴らしいですね。
しかし、ラザルスは新約聖書の「ヨハネによる福音書」に出てくるラザロを意味するといわれています。イエスの起こした奇跡の一つです。
イエスは友人のラザロの死後4日経って、その墓の前に来ます。そして、「ラザロよ、出てきなさい」と言うとラザロが生き返って墓の中から出てくるという話です。
この曲の歌詞の中に「ラザロ、私たちの方へ来て。もう行く時間だ」というくだりがあります。ラザロの話とは逆に死者が生者を死の世界に誘っているような内容です。

過去の出演情報はこちら