ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』1月8日(第44回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』1月8日(第44回)の放送内容

2021年12月25日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、1月1日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、ナガオ株式会社代表取締役の長尾聡一郎様です。

1月1日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①S.texel「Metropolitan」
少し馴染の薄いバンドかもしれませんが、デンマークのキーボード奏者のステファン・スタウゴとイギリスのギタリストのニール・ゴーランドを中心にしたバンドです。
前にこの番組でおかけしたオランダのプログレバンドのフォーカスのファンが集まってバンドを作ったといった本当かどうか分からないエピソードがあります。しかし、曲調は明らかにフォーカスを意識しています。
今年に発表されたばかりの2作目の「Metropolitan」というアルバムからタイトル曲をおかけします。
アルバムの中のすべての曲が実にメロディアスなオールインストのプログレです。
フルートの使い方が上手いと思います。
一人一人演奏がしっかりしているという印象があります。聴けば聴くほど味のあるバンドです。

②ピンク・フロイド「Dogs」
1977年発表の「アニマルズ」から一曲おかけします。
「狂気」、「炎」に次いで発表されたアルバムです。
人間を犬、豚、羊に喩えているコンセプトアルバムです。
ちなみに、犬はエリート・ビジネスマンだそうです。
この曲は17分を超える大作です。
この番組でもおかけした、「狂気」「炎」の独創的かつ幻想的なプログレ感は薄れています。その分ややロック的色彩が強くなっています。
とは言え、犬の鳴き声がバックに入るなど如何にもピンク・フロイドらしい演出もあります。
この曲では、ギターのデビッド・ギルモアが大活躍しています。
さまざまなギターの弾き方を披露しています。
このバンドはこのアルバムのころからロジャー・ウォーターズの中心のバンドへと変質しているように思います。このアルバムの2年後があの「ザ・ウォール」です。

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