ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』12月4日(第42回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』12月4日(第42回)の放送内容

2021年11月27日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、12月4日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、株式会社一冨士代表取締役の工藤政宣様です。

12月4日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①ハッピー・ザ・マン「Service With A Smile」
アメリカのプログレバンドです。
かなりマイナーですが、知る人ぞ知るという感じのプログレバンドです。
70年代のアメリカのプログレバンドというとカンサスなどが有名ですが、これらはあまりにもポップすぎて好きになれません。
1978年に発表された2枚目のアルバム「クラフティー・ハンズ」から一曲おかけします。
このアルバムは8曲中7曲がインストです。これだけでも十分プログレです。個人的には好きなアルバムです。
変拍子のリズムにシンセサイザーとギターが絡む曲が多いです。バンドの皆さん、しっかりした演奏をされるなという感じです。
この番組でもおかけしたブラッフォードの曲に似た感じもします。
このバンドのキーボードのキット・ワトキンスは後にキャメルに加わります。
70年代のアメリカのプログレはイギリスに比べて不毛の地といったイメージですが、このようなバンドが存在していたことにアメリカの音楽シーンの奥深さのようなものを感じます。

② イエス「Starship Trooper」(ライブ)
同志、危機に続いて、イエスから3曲目をおかけしたいと思います。
この曲は1971年発表の「イエス・サード・アルバム」に収録されています。この頃はまだリック・ウェイクマンが加入しておらず、ボーカルのジョン・アンダーソンとギターのスティーブ・ハケットを中心にしたバンドでした。
この曲は3つのパートに分かれた組曲です。2つ目のパートから最後のパートのところをおかけします。
ただ、スタジオ収録のものよりも1973年発表のライブ盤「イエス・ソングス」に収録されている方がノリがいいので、こちらをおかけしたいと思います。というのは、このライブ盤のときはキーボードのリック・ウェイクマンが加わっているからです。10:17の大作です。皆さん、かなり疲れただろうと思います。
3つ目のパートはインストです。スティーブ・ハウのギターのリフの後にリック・ウェイクマンのキレキレのシンセが爆発して、最後はスティーブ・ハウのねちっこいギター。アラン・ホワイトのドラムも上手い。
2019年2月の来日コンサートに行きました。スティーブ・ハウは痩せこけていました。アラン・ホワイトは歩くのもしんどそうで、背中の痛みにも関わらず一曲だけドラムを叩いていました。
イエスはスタジオ盤よりもライブの方がインパクトがあります。

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