ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』10月2日(第37回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』10月2日(第37回)の放送内容

2021年09月25日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、10月2日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、備前市長吉村武司様です。

10月2日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①ジェネシス「Back in N.Y.C」
1974年発表の6枚目のアルバムからの曲です。
ピーター・ガブリエル在籍の最後のアルバムになります。2枚組の大作で、ずっと曲がつながっています。
少年ラエルの冒険旅行的なコンセプトアルバムです。
全体的に美しいメロディと難解な歌詞が特徴のアルバムです。名曲が散らばりまくりのアルバムです。
人によっては、このアルバムがジェネシスの最高傑作という人もいます。私もその一人です。
当時は、ピーター・ガブリエル中心のバンドでした。詩も全部ピーターが書いたようです。どうしてもボーカルがフィーチャーされます。しかし、スティーブ・ハケットのギターやトニー・バンクスのキーボードなども曲にうまく溶け込んでいて、ソロのパートも実に斬新です。
このアルバムの後、ピーターはジェネシスを脱退します。
そして、それまでドラマーでほとんど歌っていなかったフィル・コリンズがドラムのほかボーカルを担当するようになります。
そこから、ジェネシスはプログレバンドから商業的に大成功するバンドへと変わっていきます。

②IQ「Sacred Sound」
イギリスのプログレバンドです。
1980年代に結成されました。
「ネオ・プログレ」とか、「ポンプ(華麗な)・ロック」などと言われることもあります。
これまでにこの番組でおかけしたマリリオンやペンドラゴンなどのように、5大プログレの後を継ぐバンドの一つです。
2004年発表の8枚目の「Dark Matter」から一曲おかけします。
このバンドのアルバムの中では最高傑作といわれているようです。
全体的に初期のジェネシスの影響を受けているなと思います。
ボーカルのピーター・ニコルズは明らかにピーター・ガブリエルを意識しています。
この曲は、ねちっこいキーボードが如何にもプログレ的です。
また、このバンドでは珍しく、ギターが頑張っています。
全体的にメロディアスな聴きやすい曲になっています。

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