ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』7月3日(第31回)の放送内容

ラジオ出演 『小林弁護士のプログレの道』7月3日(第31回)の放送内容

2021年06月26日

Radio momo 「小林弁護士のプログレの道」 毎月第1土曜日、第3土曜日 午前11:30~

次回の放送は、7月3日(土)午前11:30スタートです。
ゲストは、両備ホールディングス株式会社代表取締役の松田敏之様です。

7月3日の番組内でご紹介する曲について少しお話しさせていただきます。

①801「T.N.K」
エイトオーワンとうバンドで、ロキシー・ミュージックにいたブライアン・イーノ(キーボード、ボーカル)、フィル・マンザネラ(ギター)らがライブ用に作ったバンドです。
1976年に「801ライブ」というライブアルバムを出しています。
その中から「T.N.K」という曲をおかけしたいと思います。
聴いた瞬間、「あれ?」と思いませんでしたか?そうです。これはビートルズの「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のカバーです。頭のアルファベットを取って「T.N.K」です。
この番組の第1回プログレ1曲目でビートルズのこの曲をかけました。「ビートルズがプログレ?」という感じを持たれたかもしれませんが、私はこの曲がプログレのルーツだと思っています。
この曲では、イーノのボーカルが光っていますね。一語一語を几帳面に歌っています。フィルのギターもいいのですが、ベースが上手いですね。やはり、ライブではベースがものをいう感じがします。
それから、イーノのさらりと巻きつくようなキーボード。この方はこの後、アンビエント・ミュージックに進むのですが、「うーん、もう少しこの路線でも良かったな」と思ったりもします。

②ドリーム・シアター「The Dance Of Eternity」
1999年に発表した「Scenes from a Memory」から一曲おかけしたいと思います。インストゥルメンタルの曲です。
このアルバムは、ドリーム・シアターの中では「イメージ・アンド・ワーズ」と並んで最高傑作と言われている完成度の高いアルバムです。一人一人の演奏もさることながら、メロディーがきれいです。
歌詞の話をすると長くなるので省略しますが、プログレらしいコンセプトを持ったアルバムです。
マイク・ポートノイの重厚なドラム、ジョン・ペトルーシュのキレキレのギター、ジョーダン・ルーデスの奇想天外なキーボードが変拍子でぐるぐると回転するように炸裂します。
途中に少し小洒落たピアノのソロがありますが、さすがジョーダン・ルーデス。茶目気があります。このアルバムからドリーム・シアターに正式加入しています。
最初この曲を聴いたときはぶっ飛びました。単なるメタル・プログレじゃないなと思いました。何か別の次元の音楽に進んでいるような感じがしました。
この頃はドリーム・シアターのメンバーの皆さん、体力的にもスキル的にも一番脂が乗っていたのかなと思います。

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